数学の役割

学校では数学を学ぶが高校までで学ぶ内容は主に計算問題を行っている。

計算能力は様々な分析などを行う上で必要な能力であり学ぶことに意味は大きい。また、計算結果があっているか否かで採点をすることが大学入試を始めとした試験の採点上、不公平が無い様にするのに適しているとも考えられる。この為、高校までは特に計計算問題を解く作業を行っている。

数学は計算をすることだけを指すのではないが、このような状況からほとんどの人は「数学とは計算をすることである」と勘違いしている。

数学の役割は、実験結果等の数字の意味を読み解く役割や、日本語や英語などの自然言語の基礎を支える役割を担っている。つまり、数学は言語としての役割を持っている。

学校で数学を教えるのは、「仕事などで使う道具の役割」、「論理的な思考をする脳を鍛える役割」、「日本語を使うための基礎となる言語の役割」があるためであるが、計算をするだけであれば道具の役割しか身につかず、仕事の経験ない子供からは何のために学ぶのかという疑問につながる。

日本では数学をきちんと学べるのは大学で数学を専攻した場合のみに限られるのかもしれない。